プラスチックフィルムの製造工程において、フィルムに熱を加えた後、引き延ばすことが延伸であり、フィルムの強度アップ、透明性改善、収縮性の付与など様々なフィルムの物性を向上することができます。
目的に応じ、縦のみ、横のみ、または縦横両方の方向への延伸を選択します。
プラスチックフィルムの製膜までを1次と考え、それ以後の加工を2次加工としており、例えば、再スリットなどは2次加工となります。
延伸・2次加工の方法は、通常、縦延伸は加熱ロール間の周速の差で引き延ばし、横延伸はフィルム端をクリップで固定し機械的に横方向に引き延ばします。
最近では、機械的に縦方向と横方向に引き延ばす設備もあり、非常に高性能ですが、フィルムの製膜設備としては高額な設備となっています。
また、延伸加工により収縮チューブにすることや、径精度を整えることができます。
グンゼは、延伸に関して様々なケースに対する知見を有しており、温度設定など条件面に関するノウハウを持っています。
グンゼの延伸・2次加工(延伸)技術を用いた機能をご紹介します。