風合い(ふうあい)とは、織物や紙などの手触りや肌ざわり、着心地など、人がものに触れた時に感じる材質感のことで、品質を判断する一つの基準となります。感覚は主観的な評価のため、風合いの評価は一般的に職人や専門家が行っていますが、あくまで主観的な評価のため、ごく微妙な違いしかない素材の場合、一般の方ではどちらが良いか判断できないケースがありました。
そんな風合いを見分けるときに行う動作と感覚を、精密な測定装置に再現して、あいまいだった物性判断をだれもが共有できる客観的な数値というデータに置き換えることが、風合い計測の技術です。
繊維における生地の風合い用語としては、こし 、はり、ぬめり、ふくらみ 、しゃり 、きしみ 、しなやかさ 、ソフトさがあります。生地の風合い測定法としてKESシステムがあります。KESシステムは上記の風合いの力学特性値を測定することにより、風合いを算出する装置です。
グンゼは、KESシステムの測定装置を保有しており、風合いを定量化して商品の開発、評価に活用しています。
グンゼの測定技術を用いた機能をご紹介します。