防曇性

防曇(ぼうどん)性とは

防曇とは読んで字のごとく、曇りを防ぐ機能です。
この曇るという現象は、一般的にはガラスやプラスチックフィルムに、急激な温度・湿度の変化が加わることにより、表面に細かい水滴が付着し、光の透過を妨げることで生じる現象です。
トレー包装や野菜袋などに使用される食品包装用プラスチックフィルムでは、この曇りにより、内容物(食品)が見えなくなったり、付着した水滴の落下により内容物の変色や腐敗を招く場合があります。
このような曇りを防止することを防曇といい、この目的で使用される添加剤を防曇剤と呼びます。

プラスチックフィルムの防曇処理では、防曇剤の表面塗布や練り込みまたは化学的・物理的処理による親水化により、フィルムに親水性表面を形成します。
一般的な方法は練り込み(コンパウンド)であり、プラスチック成型時に可塑剤、酸化防止剤等の添加剤とともに防曇剤を練り込むことにより、防曇性を発揮させます。

防曇効果を効率よく発揮させるためには、最適な原材料選定とコンパウンド、樹脂成型ノウハウが必要であり、グンゼでは、独自技術により、他の機能を阻害することなく、防曇性のあるフラットフィルムの提供が可能です。

防曇性に関するグンゼの技術

防曇性に関するグンゼの技術をご紹介します。

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