一般的にプラスチックフィルムが水分の透過を防ぐ機能であり、通常の評価では、水蒸気透過度の値が用いられます。汎用のプラスチック素材では、ポリプロピレン樹脂は防湿性が高く、ナイロン樹脂は防湿性が低くなっています。
食品包装用途では、防湿性に劣ると、内容物の水分が袋の外に出ていき易く乾燥が進み易くなり、水分の多い食品はパサパサになってしまいます。乾燥している食品の場合は、外から湿気が入り易くなるので、逆に湿ってしまうという不具合に繋がります。
プラスチックフィルムの防湿性は、プラスチックの素材選定が大きく影響します。
最近では、塗布(コート)のような二次加工で防湿性を付与する技術もあります。
グンゼでは、素材選定と異種多層化技術を組み合わせ、各層に機能を分担させることで防湿性を付与します。
防湿性に関するグンゼの技術をご紹介します。