袋を開封する際、フィルムがまっすぐに切れず、横にそれて完全な開封ができない場合があります。テアテープを袋に貼り、まっすぐ切れるように誘導させる手法はありますが、開封時には意外と力が必要であり、またテアテープの際(きわ)にホコリが付着しやすいという問題もあります。そこで開発されたのが、直線カット性を付与したプラスチックフィルムです。グンゼでは複合ナイロンフィルムのグレードの一つであるHBCタイプでこの機能を提供しており、健康食品(サプリメント)等のパッケージに採用さております。
近年、液体洗剤、シャンプー用等、近年詰替えパウチの需要が増加しています。一般的に150μm前後の厚いラミネートフィルムを使用されており、開封しづらいことが難点でした。グンゼでは開封部分にレーザー加工を施すことにより、開封性をアップする技術を保有しています。
シャンプー、リンス等浴室で使用するパウチは、濡れた手で持つことが多く、滑りやすく、開封しにくいという難点があります。グンゼでは、つまみ部分に滑り止め加工をグラビア印刷技術による、滑り止めコーティングすることにより、濡れた手でも容易に開封できるパウチの技術を保有しています。
スリット加工とは幅の広い巻き物のフィルムを所定の幅にスリット刃を通過させて巻き取る加工工程です。フィルムの素材や厚み、スリットする幅によって、スリット刃の選定やフィルム張力を調整する技術が重要となります。
シール加工とはフィルムを筒状に加工する工程であり、フィルムの重なる部分に溶剤を塗布してフィルムを接着加工する方法が主流となっています。PETボトルに使用されているシュリンクラベルなど大半がこの加工によりシールされ、筒状となっています。
グンゼの延伸・2次加工(カット、印刷等)技術を用いた機能をご紹介します。