薄膜化

薄膜化とは

包装用プラスチックフィルムにおいては、環境配慮に対応するため、フィルムの厚みを薄くすることが求められます。フィルムを薄膜化していくと、フィルム自体の強度、機能や取扱い性も低下します。
市場からの薄膜化へ要望は強いですが、特性を維持しながら限界に近い薄膜化を行うことが重要になっています。特に2015年に国連サミットで採択されたSDGsや近年の海洋プラスチック問題への対応の為その取り組みは非常に重要でありますが、グンゼではそれ以前から薄膜化、高機能化の取り組みを継続しています。

薄膜化手法

プラスチックフィルムの薄膜化は、以前は配合処方と製造条件を再設計することで対応できていましたが、最近では、樹脂改良、配合処方、製造設備、製造条件や作業方法など生産に関わる全てを緻密に再設計することで対応する必要があります。

薄膜化 産業分野

産業用途やOA機器用のロールカバーにおいての、ロール表面のゴムのやわらかさに追従することや、加熱ロール等の熱量をロール表面に伝えやすくするために、厚みを薄くすることが求められています。こちらも、ロールの特性を高めるためだけではなく、昇温や保温における電力量を削減するなど環境配慮に対応した機能となります。

薄膜化の取り組み

グンゼでは、異種多層化技術を用いて、同種の素材だけでは達成できない薄膜化を実現しています。それぞれの層で機能を分担して発揮させることで全体最適化を図り、機能のバランスを取り、更なる薄膜化を実現しています。また、フッ素樹脂等溶融温度の高い樹脂を薄膜成型する技術を進化させています。

薄膜化に関するグンゼの技術

薄膜化に関するグンゼの技術をご紹介します。

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